ホットプレートで焼肉をするにあたって、「おいしい焼き方が分からない」「ホットプレートのメリットやデメリットを知りたい」などのお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで当記事では、ホットプレートで焼肉をする場合の適切な温度や焼き方はもちろんのこと、ホットプレートで焼肉をするメリット・デメリットについても詳しく解説します。
また、おうち焼肉での匂い対策やお肉がまずいと感じてしまう原因についても解説しているので、当記事を読めばさらに有意義なおうち焼肉を楽しめるでしょう。
そのため、「少しでもお肉をおいしく食べたい」「有意義なおうち焼肉をしたい」という方は、ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。
ホットプレートで焼肉をおいしくする焼き方を解説
ホットプレートで焼肉をおいしくするためには、適切な温度や焼き方が重要です。主な方法としては、以下の内容が挙げられます。
- ホットプレートの温度を200℃にしてから焼く
- お肉を移動させながら焼く
- お肉を脂でギトギトにさせない
ホットプレートの温度を200℃にしてから焼く
ホットプレートで焼肉をする場合、プレートの温度を200℃程度まで上げてから焼き始めましょう。
なぜなら、ホットプレートがある程度温まっていれば短時間でお肉が焼けるため、お肉のうま味を閉じ込めながら焼けるからです。
また、200℃を維持して焼けば油煙の発生を抑えながら焼ける点もメリットと言えます。油煙の発生は匂い移りの原因なので、ホットプレートの温度が220℃を超えないようにしましょう。
油煙とは
油煙とは、お肉の脂身や調味料から溶け出した成分が含まれている煙のことです。この煙が壁や布製品に吸着すると、「部屋中から焼肉の匂いがする」という原因につながります。
お肉を移動させながら焼く
ホットプレートでお肉を焼く場合、プレートの片面だけにお肉を並べ、ひっくり返すタイミングでもう片面にお肉を移動させながら焼きましょう。主なメリットとしては、以下のとおりです。
- お肉を高温で焼き続けられる
→短時間で焼けるためおいしく仕上がる - お肉から出た脂を拭き取りやすい
→お肉が脂でギトギトにならない
ホットプレートでお肉を焼くと、お肉を焼いている部分だけ温度が下がってしまいます。そのため、片面だけにお肉を並べて焼けば、ひっくり返すタイミングで高温の場所に移動させることが可能です。
つまり、短時間で焼くことでお肉のうま味を閉じ込められ、おいしいお肉に仕上げられます。
また、お肉をひっくり返すタイミングでお肉を移動させれば、キッチンペーパーで脂を拭き取りやすい点もメリットの1つと言えるでしょう。
お肉を脂でギトギトにさせない
おいしいお肉を焼くためには、お肉を脂でギトギトにさせないことが重要です。ギトギトにさせない方法としては、以下の内容が挙げられます。
- ホットプレートの片面を使って焼く
→ひっくり返す際にもう片面に移動させる - ホットプレートの下に物を挟んで斜めにする
→傾斜をつくって脂のたまり場をつくる - くしゃくしゃにしたアルミホイルを敷く
→アルミホイルが溝の役割をする
お肉の脂を適度に落とせばヘルシーに食べられるので、カロリーを気にしている方や胸焼けしやすい方は試してみてくださいね。
お肉の部位ごとに焼き方を変えよう!
お肉の部位によって、おいしい焼き方は異なります。そこでこの章では、お肉の部位ごとにおすすめの焼き方を解説します。
- タン
- カルビ・ロース
- ホルモン
タンの焼き方
タンをホットプレートで焼く場合、以下の順序で焼くのがおすすめです。
- 塩コショウで下味をつける
→味がついている場合はそのまま - 中火〜強火(200℃程度)に温めたプレートに並べる
→牛タンは重ならないように - 強火でサッと焼きあげる
- お肉が汗をかいてきたら裏返す
- 裏返して30秒程度焼いたらできあがり
タンは繊維が複雑な部位なので、中まで火を通しすぎないように強火でサッと焼きましょう。お肉がじんわりと汗をかいてきたら裏返すタイミングです。
あとは焦げないように様子を確認し、お好みのタイミングでお召しあがりください。
カルビ・ロースの焼き方
カルビやロースを焼く場合は、何度もひっくり返すのはNG。なぜなら、お肉をひっくり返す度に肉汁が落ちて、うま味成分を逃がしてしまうからです。
そのため、お肉の片面がこんがりと焼けてきたら裏返し、反対側も同じように焼けたら食べるようにしましょう。
ホルモンの焼き方
ホルモンを焼く場合は、皮目から焼き始めるのがポイントです。カリッときつね色になったら裏返し、脂身の面を焼き始めましょう。
なお、脂身を焼きすぎると煙が出過ぎたりうま味が逃げたりするので、焼きすぎには注意て必要です。
ホットプレートで焼肉をするデメリット
ホットプレートで焼肉をするデメリットについて紹介します。また、デメリットごとの対策方法も解説しているので、あわせて確認してみてください。
- 家に焼肉の匂いがつく
- 脂が飛び散って掃除が大変
家に焼肉の匂いがつく
1つ目のデメリットは、ホットプレートで焼肉をすると家に匂いがつく点です。
なぜなら、お肉の脂や調味料が溶け出した油煙が壁や布製品に付着したり、お肉を焼いた際に出る脂がテーブルや床に付着したりするからです。
しかし、これらの匂いがつく原因は、対処方法を知っておくことで防げます。主な対処方法は、以下のとおりです。
- 減煙できるホットプレートを使う
- テーブルや床に新聞紙やチラシを敷く
- 脂の飛び散りを防げる波型プレートを使う
- 窓を開けたり扇風機をつけたりして煙を充満させない
- シワをつけたアルミホイルをホットプレートに敷く
→アルミホイルのシワが脂の落ちる溝の役割をする
焼肉をする際に上記の対処方法を実践すれば、匂い移りの原因である油煙や脂の飛び散りを防げます。
それでも匂う場合は、消臭スプレーや濡れたタオルを回すことで、匂いを取り除けるでしょう。
脂が飛び散って掃除が大変
2つ目のデメリットは、脂の飛び散りによる掃除が大変な点です。ホットプレートの温度や形状によっては、多くの脂がテーブルや床に飛び散ります。
そこで重要なのが、テーブルや床に脂が飛び散るのを防ぐ以下の方法です。
- 温度が220℃を超えないようにする
→脂が油煙になって部屋に充満するため - ホットプレートの周りに新聞紙を敷く
- シワをつけたアルミホイルで脂が落ちる溝をつくる
- 減煙プレートや波型プレートを使う
→脂の飛び散りや油煙の発生を防げる
上記の脂が飛び散る原因を対策すれば、焼肉後の掃除が大変というデメリットを改善できます。
そのため、「少しでも快適におうち焼肉がしたい」とお考えの方は、脂を飛び散らさない対策をしてから焼肉をしましょう。
ホットプレートで焼肉をするメリット
ホットプレートで焼肉をするメリットについて紹介します。デメリットとメリットを比較して、「ホットプレートを使うか」「フライパンを使うか」というのを検討しましょう。
- お肉を焼きながら食べられる
- 焼肉専用のプレートがある
- お肉が重ならないため焼きムラを防げる
お肉を焼きながら食べられる
1つ目のメリットは、お肉を焼きながら食べられる点です。フライパンはキッチンでしかお肉を焼けないため、「おうち焼肉感がない」「時間が経つと冷める」などのデメリットがあります。
しかし、ホットプレートであればお肉を焼きながら食べることが可能です。また、保温機能があるため、お肉を温かいまま食べられる点も魅力の1つと言えます。
そのため、「お肉を焼きながら食べたい」「くつろぎながら食べたい」という方には、ホットプレートでの焼肉がおすすめです。
焼肉専用のプレートがある
2つ目のメリットは、ホットプレートによっては焼肉専用のプレートがある点です。フライパンでお肉を焼く場合、「お肉の脂でベチャベチャする」「キッチンペーパーで拭く頻度が多い」などのデメリットがあります。
しかし、焼肉専用プレートのあるホットプレートには、お肉の脂が落ちる溝があります。つまり、お肉をベチャベチャする原因である脂が溜まるのを防ぐことが可能です。
プレートによってはプレートの下に脂が溜まる仕組みなので、キッチンペーパーでプレートを拭く必要もありません。
そのため、おうち焼肉を快適に楽しみたいのであれば、焼肉専用プレートが付属されているホットプレートでの焼肉がおすすめです。
お肉が重ならないため焼きムラを防げる
3つ目のメリットは、お肉が重ならないため焼きムラを防げる点です。フライパンでお肉を焼く場合、「お肉が重なって焼きムラができる」「一度にたくさんのお肉を焼けない」などのデメリットがあります。
しかし、ホットプレートであれば広々としたプレートの上でお肉を焼けるので、お肉が重なることによる焼きムラや、一度に焼けるお肉の量が少ないなどの心配が軽減されます。
そのため、「お肉を何度もひっくり返したくない」「スピーディに焼きたい」という方には、ホットプレートでの焼肉がおすすめです。
ホットプレートのメリット・デメリットを確認したうえで、「フライパンでお肉を焼きたい」と思った方は、以下の記事からフライパンでお肉をおいしく焼く方法について確認してみてください。
おうち焼肉の匂い対策を紹介
デメリットでも紹介したとおり、ホットプレートで焼肉をすると家の壁や布製品に焼肉の匂いが移ってしまいます。そこで重要なのが、おうち焼肉の匂い対策です。
主な匂い対策としては、以下の内容が挙げられます。
- 減煙できるホットプレートを使う
- 食前と食後に消臭スプレーを使う
- テーブルや床に新聞紙やチラシを敷く
- 脂の飛び散りを防げる波型プレートを使う
- 窓を開けたり扇風機をつけたりして煙を充満させない
- シワをつけたアルミホイルをホットプレートに敷く
→アルミホイルのシワが脂の落ちる溝の役割をする
上記の匂い対策をおこなえば、家の壁や布製品などに焼肉の匂いが移るのを防げます。
焼肉の匂い対策さえしてしまえば、「くつろぎながら焼肉を食べられる」「出かける準備をする必要がない」などのメリットが多い点も、ホットプレートでおうち焼肉をする魅力です。
もし、焼肉の匂い対策を苦痛に感じないのであれば、次の章で紹介する「焼肉のおいしい焼き方」を確認して、贅沢なおうち焼肉を楽しみましょう。
ホットプレートでの焼肉がまずいとされる原因4選
ホットプレートを使っておうち焼肉をする場合、焼き方によっては「まずい」と感じてしまう方もいます。その原因として挙げられるのが、以下の内容です。
- お肉を常温に戻していない
- ホットプレートが温まっていない
- 余分な脂を拭き取らずに焼いている
- お肉をひっくり返しすぎている
お肉を常温に戻していない
ホットプレートでお肉を焼く場合、お肉を常温に戻す必要があります。なぜなら、常温に戻すことでお肉が均等に温められ、焼きムラを防げるからです。
焼きムラがあると「全体に火を通さないと」と考えて焼きすぎてしまうため、肉汁を逃しておいしさが損なわれてしまいます。
そのため、お肉を調理する際には常温に戻すようにしましょう。
ホットプレートが温まっていない
お肉を焼く際は、ホットプレートを200℃程度に温めてから焼き始めましょう。なぜなら、お肉を焼くのに時間をかけないことで、うま味を閉じ込められるからです。
しかし、温度が220℃を超えると油煙の発生につながり、家の壁や布製品に匂い移りしてしまうので気をつけましょう。
余分な脂を拭き取らずに焼いている
ホットプレートの平面プレートで焼肉をする場合、お肉から出た余分な脂を拭き取る必要があります。なぜなら、お肉から出た脂を拭き取らずに焼くと、ギトギトのお肉になっておいしさを感じにくいからです。
そのため、ホットプレートでお肉を焼く際にはキッチンペーパーで脂を拭き取ったり、波型プレートやアルミホイルを使ってお肉と脂を離したりすることをおすすめします。
また、お肉から出た余分な脂を拭き取るメリットは、以下のとおりです。
- ヘルシーな焼肉に仕上がる
- お肉本来の味わいを楽しめる
- 脂の摂りすぎによる胃もたれを防げる
このように、お肉の余分な脂を拭き取ることはヘルシーな焼肉につながるだけでなく、お肉本来のおいしさを楽しむことにもつながります。
お肉をひっくり返しすぎている
お肉をひっくり返しすぎると、お肉本来のおいしさを楽しめません。なぜなら、肉汁がこぼれ落ちすぎてカサカサのお肉に仕上がってしまうからです。
そのため、基本的には片面がこんがり焼けたらひっくり返し、もう片面も適度に焼けたら食べるようにしましょう。
なお、お肉の部位によっては複数回ひっくり返すことを推奨している場合もあるので、詳細を確認したい場合はこちらからご確認ください。
下味におすすめ!プルコギ風の味付けレシピを紹介
「お肉を焼くだけじゃ物足りない!」「お肉をおいしくする方法も知りたい!」という方のために、プルコギ風の味付けレシピを紹介します。
- しょうゆ:大さじ2杯
- 酒:大さじ1杯
- 砂糖:大さじ1杯
- ネギのみじん切り:適量
- しょうがのすりおろし:適量
- ニンニクのすりおろし:適量
- ごま油:適量
上記のレシピどおりに作ったら、お肉を漬け込みます。ほのかに味つけしたいのであれば30分程度冷蔵庫で寝かせ、濃厚に仕上げたいのであれば1日ほど冷蔵庫で寝かせましょう。
なお、下味をつけたお肉の場合は、常温に戻さずに焼いても大丈夫です。
まとめ
当記事で紹介したホットプレートでの焼肉の焼き方を参考にすることで、おいしい焼肉を食べられるのはもちろんのこと、家の壁や布製品への匂い移りも防げます。
このまとめでは、おうち焼肉の懸念点である「おいしく焼けるのか不安」「家への匂い移りが心配」などの問題を解決する、上手な焼き方や匂い移り対策について改めてまとめます。
少しでも有意義なおうち焼肉をするためにも、事前に確認しておきましょう。
焼肉の上手な焼き方
- お肉は強火(200℃程度)でサッと焼きあげる
- ホットプレートが200℃程度に温まったら焼き始める
- 油煙が発生しやすいため220℃を超えないようにする
- お肉が重ならないように配置する
- できるだけ高温のところに移動させながら焼く
おうち焼肉の匂い対策
- 減煙できるホットプレートを使う
- 食前と食後に消臭スプレーを使う
- テーブルや床に新聞紙やチラシを敷く
- 脂の飛び散りを防げる波型プレートを使う
- 窓を開けたり扇風機をつけたりして煙を充満させない
- シワをつけたアルミホイルをホットプレートに敷く
→アルミホイルのシワが脂の落ちる溝の役割をする
上記で紹介した焼肉の上手な焼き方と匂い対策を参考にすれば、ホットプレートでの有意義なおうち焼肉を楽しめます。
ホットプレートでの焼肉は、ひとりで贅沢な時間を過ごしたい方にも、家族で楽しい時間を過ごしたい方にも最適です。
ぜひこの機会に、ホットプレートでのおうち焼肉を試してみてはいかがでしょうか?
もし、家にホットプレートがない場合は、以下の記事で紹介しているホットプレートを確認してみてくださいね。
よくある質問
ホットプレートでの焼肉に関するよくある質問をまとめました。現在抱えている疑問があれば、この章で解決しておきましょう。
- ホットプレートで焼肉をするにはどうしたらいい?
- ホットプレートでお肉を焼く温度は?
- プレートにお肉がくっつかないようにする方法は?
- ホットプレートに油は引くべき?
- 焼肉におすすめの具材は?
ホットプレートで焼肉をするにはどうしたらいい?
ホットプレートで焼肉をする場合、プレートを200℃程度に温めてから、プレートの片面にだけお肉を並べて焼き始めましょう。
なぜなら、片面だけにお肉を並べることで「ひっくり返す際に空いているスペースに移動できる」「お肉を高音で温め続けられる」「お肉から出た脂を拭き取りやすい」などのメリットがあるからです。
なお、お肉をひっくり返すタイミングは、お肉の表面からうっすらと肉汁が出てきたときです。ひっくり返してから再び肉汁が出てきたら、おいしく食べられるでしょう。
ホットプレートでお肉を焼く温度は?
ホットプレートでお肉を焼く温度は、200℃がおすすめです。なぜなら、「高温で焼くことで肉汁を閉じ込められる」「脂の飛び散りや油煙を防げる」などのメリットがあるからです。
つまり、200℃であればお肉をおいしく食べられるのはもちろんのこと、匂いの原因である煙の発生も抑えられます。
なお、油煙が発生しやすい温度は220℃なので、温度の上げ過ぎには注意しましょう。
プレートにお肉がくっつかないようにする方法は?
ホットプレートを200℃程度に温めてから焼くことで、プレートにお肉がくっつくのを軽減できます。
その他にも、「お肉に肉汁を閉じ込められる」「減煙にもつながる」などのメリットがあるので、お肉を焼く際は200℃程度に温めてから焼き始めましょう。
ホットプレートに油はひくべき?
ホットプレートで焼肉をする場合、基本的には油や牛脂をひいて使用することをおすすめします。なぜなら、フッ素加工されている商品で空焚きし過ぎた場合にガスが発生し、人体に影響を与える可能性があるからです。
ガスが発生するのは稀なケースではありますが、少しでも危険要素をなくしたいのであればできるだけ油をひきましょう。
また、人体に影響がない程度のガスであっても、インコや文鳥などのペットバードは影響を受けやすいので注意が必要です。
焼肉におすすめの具材は?
焼肉におすすめの具材としては、以下の内容が挙げられます。
- えび・イカ・ホタテなどの海鮮系
- シメの麺類(そば・うどんなど)
えびやイカなどの海鮮系を用意することで、気分転換しながらおうち焼肉が楽しめます。
また、シメの麺類を用意しておけば、お肉や海鮮系を麺と一緒に焼肉のタレで炒めたシメが楽しめるでしょう。