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お肉の保存方法を冷蔵・冷凍ごとに解説!食材を腐らせるリスクを減らそう

お肉の保存方法を冷蔵・冷凍ごとに解説
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お肉の正しい保存方法を知らないがために、「お肉を無駄にしてしまった」「お腹を壊してしまった」などの経験がある方もいるのではないでしょうか。

そこで当記事では、冷蔵・冷凍ごとにお肉の正しい保存方法を解説します。また、お肉を保存する際の基礎知識として、注意事項もまとめています。

当記事で紹介する方法を把握しておけば、「お肉のおいしい状態を保つ方法」「お肉の種類ごとの保存期間」「正しい保存手順」などの把握が可能です。

そのため、お肉を無駄にせずに美味しく食べるためにも、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

要確認!お肉の保存方法の基礎知識を身につけよう

お肉の保存方法に関する基礎知識

この章では、お肉を冷凍保存する際に必要な基礎知識について解説します。お肉のおいしい状態を少しでも伸ばすためにも、しっかり確認しておきましょう。

この章を執筆する際に参考にしたサイトは、https://www.nichireifoods.co.jp/media/3572/です。(参考:ほほえみごはん「【肉の冷凍】賞味期限は大丈夫?安全で美味しい保存テクニック」「2023年7月11日」)

お肉の保存方法について
  • パックのまま冷凍しない
  • 容器に入れて冷凍しない
  • お肉の冷凍保存は1ヶ月が目安
  • 冷凍するお肉は新鮮なもののみ
  • 冷凍用の密閉保存袋で冷凍する
  • 冷凍する際は急速冷凍室へ

パックのまま冷凍しない

お肉をパックのまま冷凍してはいけません。なぜなら、お肉から出た水分やタンパク質、うまみ成分が溶け出した液体(ドリップ)が臭みの原因になるからです。

そのため、冷凍する際にはパックから取り出し、お肉についたドリップを拭き取ってから冷凍庫に入れましょう。

また、お肉をパックのまま冷凍すると、以下のようなデメリットもあります。

パックのまま冷凍するデメリット
  • パックが断熱材代わりになって冷凍に時間がかかる
  • ドリップが染み込んだドリップ吸収シートが不衛生

お肉は冷凍することで賞味期限を伸ばせますが、保存方法によっては状態が悪化してしまう可能性があるので気をつけましょう。

容器に入れて冷凍しない

冷凍する際、容器に入れて冷凍してはいけません。なぜなら、冷凍保存の大敵である空気に触れてしまうからです。

空気に触れると、お肉を酸化・乾燥させる原因につながります。そのため、お肉を冷凍する際には、お肉を密封できる冷凍用の密封袋(フリーザーバック)に入れましょう。

お肉の冷凍保存は1ヶ月が目安

お肉の冷凍保存は1ヶ月が目安です。ただし、空気に触れる部分の多いひき肉は2週間が目安とされています。

しかし、冷凍庫を開ける頻度が多いと温度の変化で保存期間が変化する可能性があります。そのため、「冷凍保存をしたから1ヶ月は大丈夫」と考えるのではなく、できるだけ早めに食べることをおすすめします。

また、冷凍する際にはフリーザーバックなどに日付を記載し、食べ忘れや期限切れを防ぎましょう。

お肉の種類や形によって変化する保存期間については、こちらをご確認ください。

冷凍するお肉は新鮮なもののみ

お肉を冷凍する場合は、新鮮なもののみを冷凍しましょう。なぜなら、新鮮なお肉でなければ、美味しさをキープしたまま冷凍保存できないからです。

そのため、賞味期限が切れそうだからという理由で冷凍するのはおすすめしません。

冷凍用の密閉保存袋で冷凍する

お肉を冷凍保存するうえで重要なのは、空気に触れさせないことです。そのため、冷凍する際には冷凍用の密封保存袋(フリーザーバック)などで保存しましょう。

また、ひき肉のような空気に触れやすい食材は、ラップに包んで小分けにしてから保存袋に入れましょう。

冷凍する際は急速冷凍室へ

お肉の美味しさを保ったまま冷凍したいのであれば、急速に冷やすことが大事です。そのため、お肉を保存袋に入れたら、急速冷凍室に入れましょう。

もし急速冷凍室がない場合は、金属製のトレイの上にお肉を乗せて冷凍しましょう。金属は熱の伝導率が高いため、お肉を急速に冷やすことが可能です。

お肉の種類や形態によって異なる保存期間を解説

お肉の種類や形態によって異なる保存期間を解説

お肉の保存期間は、牛肉や豚肉のような種類、ブロック肉やひき肉などの形態によって保存期間が異なります。それぞれの保存期間を確認して、「冷蔵するか」「冷凍するか」を考えましょう。

お肉の種類や形態によって異なる保存期間
お肉の
種類
牛肉 豚肉 鶏肉
その日に
使い切る
合びき肉
内臓肉
合びき肉
ひき肉
内臓肉
ひき肉
内臓肉
1日 切り身
2日 スライス肉
切り身
3日 スライス肉 ブロック肉
4日 切り身
5日 ブロック肉

※参照:財団法人 日本食肉消費総合センター お肉の上手な保存と下ごしらえ とっておきテクニック

上記のように、お肉の種類や形態によって保存できる期間は異なります。もし保存期間内に食べられないのであれば、早めの冷凍保存を検討しましょう。

なお、冷凍保存であれば1ヶ月ほど保存できますが、ひき肉のような空気に触れやすいお肉は2週間程度しか保存できないため注意が必要です。

冷蔵保存は密封して酸化・乾燥を防ぐ

冷蔵保存は密封して酸化・乾燥を防ぐ

前章では「お肉の種類や形態によって異なる保存期間」について解説しましたが、この「保存期間」とは、正しい保存方法で冷蔵した場合の保存期間です。

そこでこの章では、正しい冷蔵保存の方法について解説します。注意すべきポイントとしては、以下のとおりです。

冷蔵保存の注意点
  • 密封して酸化・乾燥を防ぐ
  • お肉はチルド室に置く

密封して酸化・乾燥を防ぐ

お肉を冷蔵保存する場合、密封して酸化・乾燥を防ぐ必要があります。主な方法としては、以下のとおりです。

酸化・乾燥を防ぐ方法
  • お肉についているドリップ(お肉の出汁)を拭き取る
  • 空気が入らないようにラップに包む
  • 冷蔵保存用のポリ袋や密封容器に入れる

お肉には、ドリップというお肉から溶け出した水分やタンパク質、うまみ成分を含んだ出汁がついています。このドリップを拭き取らずに保存すると、お肉を臭くする原因につながります。

そのため、お肉を保存する際にはドリップを拭き取り、空気が入らないように密封して保存することが重要です。

お肉はチルド室に置く

お肉を冷蔵保存する場合は、0℃前後で保存できるチルド室やパーシャル室に置くようにしましょう。なぜなら、お肉の保存に適した温度は4℃以下とされているからです。

また、チルド室やパーシャル室での保存はお肉の鮮度を保ちつつ、じっくりと成熟させることにもつながります。

そのため、冷蔵庫にチルド室やパーシャル室がある場合は、そこにお肉を置くようにしましょう。

牛くん
牛くん
チルド室がない場合は、冷気が溜まる冷蔵庫の下段に置こう!

冷凍保存は小分けにして形態ごとに保存方法を変える

冷凍保存は小分けにして形態ごとに保存方法を変える

お肉を冷凍保存する場合に重要な点として、「中まで凍らせやすくする」「空気に触れさせないようにする」「冷凍、解凍を繰り返さない」などが挙げられます。

これらの条件を満たした保存方法は、以下のとおりです。

お肉の新鮮な状態を保つ方法
  • 1食分ごとに小分けにして冷凍する
  • お肉の形態によって保存方法を変える

1食分ごとに小分けにして冷凍する

お肉を冷凍する際は、1食分ごとに小分けにして冷凍しましょう。なぜなら、お肉を丸ごと冷凍してしまうと解凍と冷凍を繰り返すことにつながり、食中毒の危険性を高めてしまうからです。

また、お肉の美味しさや風味を損なうことにもつながります。そのため、お肉を冷凍する際には小分けにして、解凍と冷凍を繰り返さないようにしましょう。

なお、小分けする際には空気に触れないようにラップでしっかりと包み、冷凍用の密封保存袋(フリーザーバック)に入れて冷凍してください。

その際、お肉いついているドリップを拭き取ることも忘れないようにしましょう。

お肉の形態によって保存方法を変える

お肉はブロック肉やひき肉などの形態によって、保存方法が変わります。なぜなら、凍るまでにかかる時間や空気に触れる面積が変わるからです。

そこでこの章では、お肉の形態ごとの保存方法について解説します。紹介する形態としては、以下のとおりです。

形態ごとの保存方法
  • ブロック肉
  • スライス肉
  • ひき肉

ブロック肉

ブロック肉は適当な大きさに切り、ドリップを拭き取ってから冷凍しましょう。なぜなら、大きいお肉は中まで冷凍されるのに時間がかかり、変色が進んでしまうからです。

適当な大きさに切り終えてドリップを拭き取ったら、空気に触れないようにしっかりとラップに包みましょう。

その後、冷凍用の密封保存袋にも入れて冷凍庫で保存すると、1ヶ月程度はお肉の美味しさを保てます。

スライス肉

スライス肉を冷凍保存する場合は、1食分の枚数をなるべく重ならないようにしてラップに包みましょう。

ラップに包んだら冷凍用の保存袋に入れ、空気を抜いてから冷凍庫に入れてください。

ひき肉

ひき肉を冷凍する際はできるだけ平たくして、空気が入らないようにラップに包みしましょう。ラップに包んだら、空気が入らないように冷凍用の密封保存袋に入れてください。

ひき肉を平たくすることで、冷凍にかかる時間や解凍にかかる時間を短縮することが可能です。

しかし、ひき肉は空気に触れる面積が広いので、冷凍保存をしても2週間程度しか保存できません。冷凍したからといって安心せず、できるだけ早く食べましょう。

まとめ

まとめ

お肉の保存方法を把握しておけば、時間が経ってもお肉を新鮮でおいしいまま食べられます。

この章では、これまでに紹介した冷蔵、冷凍での保存方法を簡単にまとめます。お肉を腐らせて無駄にしないためにも、正しい保存方法を把握しておきましょう。

記事のまとめ

冷蔵保存

  1. お肉についているドリップ(お肉の出汁)を拭き取る
  2. 空気が入らないようにラップに包む
  3. 冷蔵保存用のポリ袋や密封容器に入れる
  4. 0度程度のチルド室に置く

冷凍保存

  1. お肉の大きさや形を整える(小さくしたり薄くしたりする)
  2. 解凍と冷凍を繰り返さないために小分けにする
  3. お肉についているドリップ(お肉の出汁)を拭き取る
  4. 空気が入らないようにラップに包む
  5. 冷凍保存用の袋に入れる

お肉を冷蔵保存する場合、お肉の種類によっては「5日間」は保ちます。対して、冷凍保存の場合、お肉の種類によっては「1ヶ月程度」は保ちます。

このように、お肉は冷凍保存に向いている食材なので、正しい保存方法を身につけて食材を腐らせないようにしましょう。

また、まとめ買いしたお肉や短期間で食べられそうにないお肉は、当記事の保存方法を参考にして、すぐに冷凍保存するように心がけてください。

よくある質問

よくある質問

お肉の保存方法に関するよくある質問をまとめました。現在抱えている疑問があれば、この章で解決しましょう。

お肉の正しい保存方法は?

お肉を冷蔵、冷凍する際の正しい保存方法は以下のとおりです。

冷蔵 冷凍
・買ったらすぐに冷蔵庫へ

・1度で使いきれなかったお肉は、ドリップを拭いて空気に触れないようにラップで包む

・冷蔵保存用のポリ袋や密封容器に入れる

・チルド室やパーシャル室に置く

・できるだけ早めに食べる(3日〜5日以内)

・冷凍しやすく解凍しやすいように小分けにする(ひき肉は薄くする)

・お肉から出ているドリップを拭き取る

・空気に触れないようにラップに包む

・冷凍用の密封保存袋に入れる

・急速冷凍する(急速冷凍がない場合は、金属製のトレイに置いて冷凍する)

・できるだけ早めに食べる(長くても1ヶ月以内)

買ったお肉の保存方法は?

お肉は温度の変化が苦手な食材です。そのため、お肉を買う際は買い物の最後でかごに入れるようにしましょう。

そして、購入したら寄り道せずに帰り、すぐに冷蔵庫に入れるようにしてください。

また、すぐに消費できない場合はドリップを拭き取り、空気に触れさせないようにサランラップで包んでから保存袋に入れましょう。

3日程度で消費できそうであれば冷蔵保存し、すぐに食べられないようであれば冷凍保存してください。

賞味期限が2ヶ月切れの冷凍肉は食べられる?

スーパーで購入したお肉を冷凍しても、1ヶ月程度しか保存できません。つまり、賞味期限が2ヶ月切れの冷凍肉は食べられません。

なお、冷凍肉がひき肉の場合は2週間程度しか保存できないので、早めに食べるようにしましょう。