フライパンで焼肉をする際に、「上手に焼けない」「ホットプレートを買うべきか悩んでいる」などのお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで当記事では、フライパン焼肉をさらにおいしくヘルシーに食べられる焼き方はもちろんのこと、フライパン焼肉がまずいとされる原因や対策、メリットなどについて解説します。
当記事を読むことで、おうち焼肉をさらにおいしく楽しく有意義な時間にできるでしょう。
また、ホットプレートを買うべきかという判断もできるので、フライパンかホットプレートかで悩んでいる方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
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フライパンで焼肉をするとまずい?原因と対策を解説

フライパンでの焼肉は、お肉の焼き方によって味に差がでます。そこでこの章では、お肉がまずくなる原因と、おいしく焼くための対策について確認しましょう。
- 焼きながら食べられないため冷めてしまう
- お肉が重なって焼き加減にムラができる
- お肉の余分な脂でベタベタになってしまう
焼きながら食べられないため冷めてしまう
フライパンで焼肉をする場合、お肉を焼いてから盛り付けをしたり、お肉をまとめて焼いたりする必要があります。
そのため、お肉を焼いてから食べるまでに時間がかかってしまい、お肉本来のおいしさを楽しめません。
そこで重要なのが、お肉を焼いたらすぐに食べられる準備をしておくことです。お皿への盛り付けをできるだけ済ませておき、焼いたらすぐに食べられるように食器を準備しておきましょう。

お肉が重なって焼き加減にムラができる
フライパンの大きさに対してお肉を大量に乗せると、お肉が重なって焼きムラができてしまいます。
焼きムラができてしまうと、全体に火を通そうとお肉を焼きすぎてしまいます。その結果、おいしさが損なわれたり、お肉が硬くなったりすることも。
そこで重要なのが、フライパンにお肉を乗せすぎないということです。
効率よく焼きたい気持ちはわかりますが、お肉を焼く際には1枚1枚が重ならないように焼きましょう。
お肉の余分な脂でベタベタになってしまう
フライパンで焼肉をすると、お肉の余分な脂でベタベタになってしまう可能性があります。そこで重要なのが、お肉に余分な脂が付かないようにすることです。
主な対策としては、以下の内容が挙げられます。
- お肉からでた脂をキッチンペーパーで拭き取る
- 熱湯で湯通ししてから焼く
→余分な脂を落とせる
上記の対策をおこなうことで、お肉が脂でベタベタするのを防げます。脂まみれのお肉を食べると胃もたれにもつながるので、できるだけ脂を落としてから食べるようにしましょう。
手軽に楽しめる!フライパンで焼肉をするメリット

この章では、フライパンで焼肉をするメリットについて解説します。
前章で感じたフライパン焼肉のデメリット面を考慮したうえで、「フライパン焼肉にするか」「ホットプレート焼肉にするか」という判断をしてみてください。
フライパン焼肉のメリットとしては、以下の内容が挙げられます。
- ホットプレートを買う必要がない
- 手軽に焼肉を楽しめる
ホットプレートを買う必要がない
フライパンで焼肉をする場合、ホットプレートを買う必要がありません。なぜなら、家にフライパンがあれば焼肉を楽しめるからです。
安いホットプレートでも10,000円前後はするため、「できるだけ出費を抑えて焼肉を楽しみたい」という方には大きなメリットと言えるでしょう。
しかし、お肉を焼きながら食べられないため、調理中にお肉が冷めたり家族や友達とホットプレートを囲んだりすることができないなどのデメリットがあります。
そのため、「お肉を焼きながら食べたい」「友達や家族を家に呼びたい」とお考えの方は、以下の記事から気になるホットプレートを購入してみてはいかがでしょうか。

手軽に焼肉を楽しめる
フライパンで焼肉をする場合、手軽に焼肉を楽しめます。なぜなら、ホットプレートやロースターなどと比較して、洗いやすいからです。
丸洗いできる商品であっても、プレートを取り外したり、隙間に入った脂を拭き取ったりする必要があります。
そのため、後片付けが簡単で手軽に楽しめるおうち焼肉をお求めの方には、フライパンでの焼肉がおすすめです。
お肉をさらにおいしく!フライパンでの焼き方を解説

お肉をさらにおいしくできる、フライパンでの焼き方を解説します。重要なポイントとしては、以下のとおりです。
- お肉を常温に戻してから焼く
- フライパンを200℃程度に温めてから焼く
- お肉からでた脂を拭き取る
- お肉を裏返すのは1回だけ
お肉を常温に戻してから焼く
お肉を焼く場合は、常温に戻してから焼きましょう。なぜなら、冷蔵庫からだしてすぐのお肉は表面と内部で温度が違うため、焼きムラが発生しやすいからです。
焼きムラが発生すると、全体に火を通そうとして焼きすぎたり、お肉が硬くなったりします。結果、お肉本来の味が損なわれ、「まずい」と感じてしまう可能性があります。
そのため、「おいしい焼肉が食べたい」とお考えの方は、冷蔵庫からだしてすぐに焼かないようにしましょう。
フライパンを200℃程度に温めてから焼く
お肉を焼く場合は、フライパンを200℃程度に温めてから焼きましょう。なぜなら、強火でサッと焼くことでお肉をおいしく仕上げられ、焼きムラの発生も防げるからです。
しかし、テフロン加工のフライパンの場合、200℃を維持して焼くことが難しい点に加えて、高温に弱く劣化しやすいというデメリットがあります。
そのため、「少しでもおいしく焼きたい」という方には、鉄製のフライパンがおすすめです。
お肉からでた脂を拭き取る
お肉を焼いた際にでる脂は、キッチンペーパーで拭き取りましょう。なぜなら、お肉からでた脂を放置すると、ベチャッとしたお肉に仕上がるからです。
また、お肉が焦げる原因にもつながるので、お肉に脂がつかないように焼くことをおすすめします。
お肉を裏返すのは1回だけ
お肉を焼く場合、裏返すのは1回だけがおすすめです。なぜなら、何度も裏返すとお肉からうま味成分が逃げて、お肉本来のおいしさを堪能できないからです。
また、お肉を裏返すタイミングで空いているスペースに移動させることで、常に強火で焼きあげられます。
お肉は強火でサッと焼くことが重要なので、お肉を裏返すスペースを確保するのも、おいしく焼くために必要なテクニックと言えるでしょう。
お肉の部位ごとに焼き方を変えよう!

「おいしいお肉を食べたい」というこだわりがある方は、お肉の部位ごとに焼き方を変えましょう。解説する部位ごとの焼き方は以下のとおりです。
- タン
- カルビ・ロース
- ホルモン
タン
タンをフライパンで焼く場合、以下の順序がおすすめです。
- フライパンに油を引いて全体になじませる
- フライパンを200℃程度まで温める
- 油から煙がたってきたら焼きはじめる
→焼きムラができるため重ならないように - タンが汗をかいてきたタイミングで裏返す
- 裏返して30秒程度焼いたら完成
タン中やタン元の場合は脂が多いため、フライパンに油を薄く引きましょう。対して、脂の少ないタン先を焼く場合は、しっかり油を引いてから焼きはじめてください。
タンを焼き終わったら、焼肉のタレや岩塩、レモンなどのお好きな調味料でお召しあがりください。
カルビ・ロース
カルビやロースは脂が多いため、いかにベチャッとさせないかが重要です。焼き方としては、以下の順序がおすすめです。
- できるだけ薄く油を引く
→フライパンの空焚きを避けるため - フライパンを200℃程度に温める
- 油から煙がたってきたら焼きはじめる
→焼きムラができるため重ならないように - お肉が汗をかいてきたタイミングで裏返す
- おいしそうな焼き目がついたら完成
カルビやロースは脂が多いため、余分な脂は取り除きましょう。焼いている途中に脂がでてくるので、キッチンペーパーで拭き取ってお肉をベチャッとさせないことが重要です。
お肉の脂は胃もたれの原因にもつながるので、適度な摂取を心がけましょう。
ホルモン
ホルモンには臭みが残っている場合があるので、いかに臭みを消せるかが重要です。焼き方としては、以下の順序がおすすめです。
- 匂いが気になる場合は塩を振りかけてもみ洗いする
- フライパンに油を引く
- フライパンを200℃程度に温める
- 油から煙がたってきたら皮から焼きはじめる
- 皮がきつね色になったら裏返す
- サッと火を通したら完成
ホルモンは焼いている途中で水分が出やすいので、キッチンペーパーで拭き取りながら焼きましょう。
また、皮はしっかり焼いて脂身は火を通す程度に焼くことで、ホルモン特有のジューシーさが味わえます。
おうち焼肉での野菜の切り方・焼き方のコツを解説

おうち焼肉で野菜の切り方や焼き方を間違えてしまうと、「焼きすぎて焦げてしまう」「脂でギトギトの野菜になってしまう」などの失敗をしてしまう可能性があります。
しかし、この章で解説する野菜の切り方・焼き方を把握すると、ヘルシーでおいしいおうち焼肉を楽しめるでしょう。切り方・焼き方のコツとしては、以下のとおりです。
- 切り方:火が通りやすいように薄く切る
- 焼き方:脂を吸収しやすいためお肉より先に焼く
野菜を分厚く切ってしまうと中まで火が通りにくいため、焼きすぎて焦げてしまう恐れがあります。そのため、野菜は食べやすさと火の通りやすさを考慮した大きさ、薄さに切りましょう。
また、野菜は脂を吸収しやすいため、お肉より先に焼くのもポイントの1つです。焼肉をヘルシーに食べるための野菜なので、お肉の脂がつかないように焼きましょう。
なお、野菜のなかにも火の通りやすさがあるので、「火が通りにくい食材を先」「火が通りやすい食材を後」に焼くことをおすすめします。焼く順序としては、以下のとおりです。
野菜を焼く順序 | |
---|---|
先に焼く野菜 (火が通りにくい) |
後に焼く野菜 (火が通りやすい) |
|
|
上記の野菜を焼く順序を参考にして、火が通りにくい野菜→火が通りやすい野菜→お肉の順番でおうち焼肉を楽しんでくださいね。
また、サンチュを用意すると焼肉をさらにヘルシーに食べられます。口の中のリセットにも最適なので、お肉を巻いてお召しあがりください。
まとめ

当記事で紹介した、フライパンでの焼肉の焼き方を参考にすることで、おいしくてヘルシーなおうち焼肉を楽しめます。
このまとめでは、これまでに紹介したフライパンでのお肉の焼き方や、フライパンで焼肉をするメリットについて解説します。
フライパンでのお肉の焼き方
- お肉を常温に戻してから焼く
→冷凍肉は半日から1日前に冷蔵庫に移動する - フライパンを200℃程度に温めてから焼く
→強火でサッと焼く必要があるため - お肉からでた脂は拭き取る
→脂でギトギトにさせないため - お肉を裏返すのは1回まで
→裏返すほどうま味成分が逃げるため
フライパンで焼肉をするメリット
- ホットプレートを購入する必要がない
→家にあるフライパンで焼肉ができるため経済的 - 手軽に焼肉ができる
→洗いやすく、出かける準備をする必要もない
上記のフライパン焼肉の焼き方を参考にすることで、おいしくてヘルシーなおうち焼肉を楽しめるでしょう。
また、おうち焼肉であればでかける準備をする必要もなく、人目を気にして食べる必要もありません。そのため、「ひとり焼肉したいけど勇気がでない」という方にもおすすめです。
しかし、フライパンでの焼肉には、焼きながら食べられないというデメリットも。せっかくのおうち焼肉なので、「テレビを観ながら食べたい」という方もいると思います。
以下の記事では、ひとり焼肉におすすめのホットプレートを「オシャレ」「機能性」「グリル鍋」の3項目にわけて紹介しています。
一人暮らしをさらに快適にするホットプレートを紹介しているので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

よくある質問

この章では、フライパン焼肉に関するよくある質問をまとめました。現在抱えている疑問があれば、この章で解決しましょう。
- フライパンで焼肉を焼くときは中火が基本?
- フライパンで焼肉を焼くときの温度は?
- フライパン焼肉でアルミホイルを使うとどうなる?
フライパンで焼肉を焼くときは中火が基本?
フライパンで焼肉を焼くときは、強火(200℃)が基本です。なぜなら、短時間でサッと焼くことで、お肉のうま味を閉じ込められるからです。
なお、弱火の場合はお肉が焼けるまでに時間がかかり、うま味成分が逃げる原因につながります。
そのため、少しでもおいしいお肉が焼きたいのであれば、200℃程度の強火でお肉を焼きましょう。また、お肉を並べすぎるとフライパンの温度が下がるので、お肉の並べすぎにも注意しましょう。
フライパンで焼肉を焼くときの温度は?
フライパンで焼肉を焼くときの温度は、200℃がおすすめです。なぜなら、200℃であればお肉を短時間で焼ける点に加えて、煙の発生を抑えられるからです。
220℃を超えると煙が発生しやすく、家への匂い移りの原因にもつながるので注意しましょう。
また、お肉を動かしながら焼くと肉汁が逃げるので、一度並べたら動かさないようにしましょう。
フライパン焼肉でアルミホイルを使うとどうなる?
くしゃくしゃにしたアルミホイルをフライパンに敷くと、お肉を脂まみれにならずに焼きあげることが可能です。
なぜなら、くしゃくしゃにしたアルミホイルのしわの上に余分な脂を落とせるからです。
また、煙の発生も抑えられるため、焼肉の匂い移りを防ぐ効果もあります。